読書でも始めようかなという方に

趣味は読書ではありません。深みのある人間を目指しています。

ポーラースター ゲバラ覚醒

タイトル ポーラースター ゲバラ覚醒

作者 海堂尊

出版社 文藝春秋

発行年月日 2016.6.15

読了日 2020.12.31

 

もう一度読みたい度:★★★☆☆

手元に置いておきたい度:★★★☆☆

人にすすめたい度:★★★☆☆

 

読んだきっかけ

夫の本棚に置いてあったので

 

内容

革命家チェ・ゲバラの物語。

医学生時代の親友との南米旅行の話が主。

 

感想

チェゲバラのこと、あまりよく知らなかったので読んでみた。

まだ革命家になる前の医学部生の時代の話だったけれど、歴史に名を残す人ってやっぱりなにか人を惹きつける輝く何かがあるんだなって感じた。

あと、カタカナが多くて少々読みづらい。

【映画】恐れ慄いて

タイトル 恐れ慄いて stupeur et tremblement

監督 アラン・コルノー

公開年月日 2003年、フランス

視聴日 2021.1.3

 

観たきっかけ

フランス人の友人に、古い映画だけど昔結構流行って、

日本はこんなところなのかとみんなビビったんだよ、と聞いたので。

 

内容

アメリノートン原作の映画。

舞台は90年代の日本。

ベルギー人の主人公は日本の商社で仕事を始めるが、

同僚や上司から陰湿ないじめにあう。

 

感想

一言で言うと、日本マジやべぇな。。

せっかくフランス語が喋れるのに仕事はコピーやお茶汲み。

コピーひとつとっても、少し曲がってる、気持ち悪いからやり直し、って言って紙の束をゴミ箱へ。

最終的にはトイレ掃除係りにさせられる・・。

無駄なことをコツコツこなし、自分のテリトリー以外の仕事をするのは良しとされない。

本当にクレイジーだけど、彼女曰く全部実話を元にしているそう。

でもいまだにこういうクソみたいな風習は存在するし、ましてやこの時代の日本。

誇張はされているかもしれないけど、う〜ん、まぁありえるかも、と思ってしまう自分がいた。

ただ、全ての会社がこんなんじゃないし、時代は少しずつ変わっている!!と全フランス人に声を大にして言いたい。

 

【映画】ラブ・アクチュアリー

タイトル ラブ・アクチュアリー

監督 リチャード・カーティス

公開年月日 2004.2.7

視聴日 2020.12.27

 

観たきっかけ

クリスマスの映画だと聞いたので

 

内容

 

登場人物たちの愛の物語。 

 

感想

 

全体的には好き。

イギリスの首相が秘書?みたいな人と恋に落ちたり、

作家がお手伝いさんと恋に落ちたり、

有名な歌手が、マネージャーのことを最愛の相棒だと気付いたり。

でも、一つだけ許せないのが浮気した社長のおじさん!

彼は会社の若い女の子にネックレスをプレゼントするんだけれど、

そのネックレスを買ったことを奥さんは知っていて。

もちろん自分に宛てて買ってくれたものだと思っていたんだけれど。

いざプレゼントを開封してみると、まさかのCD。

そこで奥さんは旦那の浮気を悟る。

最終的に旦那は謝罪するし、その後も夫婦生活を続けている描写になっているんだけど、

すっきりしない!!!!!

結局男は若い女がいいんかい!と映画を見終わった後に夫に文句をいう私。

飛んだとばっちりw

【映画】泣きたい私は猫をかぶる

タイトル 泣きたい私は猫をかぶる

監督 佐藤順一、柴山智隆

公開年月日 2020.6.18(Netflix

視聴日 2020.12.21

 

観たきっかけ

知人におすすめされたので

 

内容

 

幼い頃に離婚した両親を持つちょっと不思議な中学生の女の子が主人公。

彼女は、夏祭りで猫のお面屋に出会い、猫の姿になれるお面をもらう。

 

感想

純粋な気持ちになれて、感動する映画。

いつも笑顔で辛いところを見せない姿って、なんとなく私は理想としているところなんだけど。

でもこの映画を見て、近しい人だからこそ見せる弱さや本音って、実は悪いものじゃないなって思えた。

【学習漫画】ネルソン・マンデラ

タイトル ネルソン・マンデラ

出版社 小学館

発行年月日 2019.9.13(電子書籍版発行)

読了日 2020.12.23

 

もう一度読みたい度:★★★★☆

手元に置いておきたい度:★★★★★

人にすすめたい度:★★★★★

 

読んだきっかけ

去年南アフリカに行ってからネルソン・マンデラに非常に興味を持っていたので

 

内容

ネルソンマンデラの生涯を描いた漫画。

要所が押さえられていて読みやすい。

 

感想

 

この偉大な人物のことをもっと知りたいと思って読んだ。

(白人、黒人、という言葉を使って感想を書くことをご了承ください。)

 

非暴力、人に寄り添う考え方が本当に素晴らしくて、この人柄があってこそ、南アフリカアパルトヘイト撤廃につながったと思う。

しかしながら南アフリカでは、まだまだ格差がなくなっているとは言えない状況でもある(もちろん南ア以外の世界中いろいろなところでも)。

例えば、政府が住宅の戸数を管理していないエリアが南アにはあって、ほったて小屋のような家が密集している地域がある。そこで家事が起きるとあっという間に燃え広がりたくさんの死者が出てしまう。

黒人の権利はネルソンマンデラの活動のおかげで認められるようになってきたけれど、白人、黒人の他にカラード(白人と黒人のミックス)と呼ばれる人たちもいて、彼らはブラックでもホワイトでもないが故、いつも取り残されてしまうという問題もある。

ただ、この漫画を読んで気付いたことは、白人側も、やり過ぎた、ひどいことをした、という自覚は少なからずあったのだろうということ。

だからこそ、その報復を恐れ、事態はどんどん悪化してしまったのだろうなと思う。

どうか全ての人が、見た目、国籍など関係なく一人の人間として対等に接する世の中が一刻も早く訪れますように。

【映画】サンタクロースはゲス野郎

タイトル サンタクロースはゲス野郎 le père noël est une ordure

監督 ジャン=マリー・ポワレ

公開年月日 1982年、フランス

視聴日 2020.12.23

 

観たきっかけ

フランスではクラシックなクリスマスシーズンの映画だと聞いたので

 

内容

舞台はパリのクリスマス。

クリスマスとは言え「命の電話」に電話をかけてくる人々は後を絶たない。

命の電話のオフィスを中心に巻き起こるドタバタ喜劇。

 

 

感想

クラシックと聞いていたからしっぽり系かと思いきやめちゃくちゃ喜劇。

登場人物全員ボケ。

最後、嘘でしょ?動物園に投げる?な展開。

フランス人はこういう喜劇が好きなのね。

【映画】ジャンゴ 繋がれざる者 

タイトル ジャンゴ 繋がれざる者 

監督 クエンティン・タランティーノ

公開年月日 2013.3.1

視聴日 2020.11.21

 

観たきっかけ

2週連続タランティーノの映画

 

内容

南北戦争直前のアメリカ南部が舞台。

黒人奴隷ジャンゴは、賞金稼ぎのドイツ人に標的の顔を知っているという理由で助けられる。

賞金稼ぎのシュルツは黒人奴隷制度に反対の姿勢で、ジャンゴとも対等に接した。

ジャンゴは彼と共に賞金稼ぎの仕事をすることに。

旅が進むにつれ、ジャンゴには生き別れの妻がいることがわかり、彼女を救う壮大な計画を立てる。

 

感想

クリストフ・ヴァルツ(ドイツ人賞金稼ぎ)が、イングロリアスバスターズとは真逆のいい人役で、うぉ?!ってなった。笑

結末はハッピーエンドなんだけれど、この時代に自由の称号を得て逃げられても、きっと何かしらの言いがかりをつけられて拘束されてしまうんじゃないかなと思って複雑だった。

あと、ディカプリオが執拗に握手を求めるシーンがあったけど、意味がよくわからなかった。本当にただの地方の習慣ってだけ?だとしたらどんだけ頑固・・・?