【映画】パラサイト
タイトル パラサイト
監督 ポン・ジュノ
公開年月日 2019.6.5
視聴日 2020.7.14
もう一度観たい度:★★★★☆
手元に置いておきたい度:★★★★☆
人にすすめたい度:★★★★☆
読んだきっかけ
内容
韓国の半地下住宅に住む4人家族。
長男がお金持ちの家で英語の家庭教師のアルバイトを始めたことから、お金持家族へのパラサイトが始まる。
地上、半地下、地下の世界が描かれている。
ラストが衝撃的。
感想
この映画にはたくさんの伏線が張られているそうで(後からまとめサイトを読んで知った)、それを知ったうえでもう一度観ても良いかな。
ラストが衝撃的だった。カンヌはこういうメッセージ性の強い、フランス的な映画が賞を獲るんだな。
韓国の格差社会を地上、半地下、地下の三層に分けて描かれているこの作品。
上には上が、下には下がいる。
激しい格差社会やそれに伴う就職難は良くないことに決まってる。
昔から階級制度などによって格差社会というのは社会に蔓延っていると思うんだけど、単純に解決できる問題ではないからこそ今日まで続いているわけで。
社会主義国家も結局はうまくいかず、じゃあこの現代の格差社会はどうすれば埋まるんだろう、と考えさせられた。
とんとん拍子でお金持ち家族にパラサイトしていくんだけど、本当にこの人に英語の家庭教師、美術の先生や運転手が務まるのかしら、と勝手に心配していたが、みんなそれぞれに素晴らしいスキルを持っていた。
スキルがあっても貧しい暮らしを余儀なくされる格差社会は恐ろしいな、、そりゃみんな必死に勉強して上を目指そうとするよね。
映画の中で何度も「におい」について触れられていた。貧乏人のにおいが染み付いている、と。
においとは違うが、裕福な人には余裕のあるオーラがあるな、と日常でよく感じる。
染み付いたオーラからくるものなのか。
このオーラ欲しいんですけど、どなたか身に付け方ご存知ですか・・?
色々と考えさせられる映画だった。