読書でも始めようかなという方に

趣味は読書ではありません。深みのある人間を目指しています。

【映画】万引き家族

タイトル 万引き家族

監督 是枝 裕和

公開年月日 2018.6.8

視聴日 2020.6.1

万引き家族

万引き家族

  • メディア: Prime Video
 

 

もう一度観たい度:★★★★☆

手元に置いておきたい度:★★★☆☆

人にすすめたい度:★★★★☆

 

読んだきっかけ

フランス語の授業でカンヌ国際映画祭の話をして、2018年にパルムドールに輝いたこの作品、観たかったけど観てなかったなぁと思って

 

内容

祖母、父、母、姉、弟の5人暮らし。

祖母の年金と両親の安い給料、そして父と息子の万引きによって生計を立てている。

ある冬の日、5歳ぐらいの女の子がマンションの廊下で1人凍えていた。

見兼ねた父子は彼女を自分たちの家に連れて帰る。

彼女には虐待を受けた痕跡があった。

身代金を要求しているわけではないから、これは誘拐ではない、といいその日から6人で住むようになり、少女も心を開いていく。

 

感想

家族、幸せについて考えさせられる映画だった。

うそ、ここで終わるの?っていう映画ほど、考えさせられるものが多いような気がする。

ただすっきりしないからそう思うだけ?

以下若干ネタバレですが、

 

是枝監督の、そして父になる、でも家族について描かれていたな、と。

万引き家族では、6人で暮らしていたけど、その6人とも誰とも血が繋がっていない。

他人同士が一つ屋根の下で暮らしていた。

でもそこには絆があるように感じられたし、我が子に対する愛情だって感じられた。

しかしその家族は最後には全員バラバラになってしまう。

拾われた少女は虐待、ネグレクトの親の元に戻される。

それは果たして本当に幸せなのか。

でももちろん、人の子どもを拾ってくるなんて考えられない。

果たしてなにが正義でなにが幸せなのか。