【映画】きっと、うまくいく
タイトル きっと、うまくいく
監督 ラージクマール・ヒラニ
公開年月日 2009.12.23
視聴日 2020.5.24
もう一度観たい度:★★★☆☆
手元に置いておきたい度:★★★☆☆
人にすすめたい度:★★★★★
読んだきっかけ
マコなり社長というYouTuberのおすすめだったので
内容
インドのエリート工科大学で出会う三人の男の子たちの物語。
主人公のランチョーは破天荒だけど心から工学を愛し、成績は常にトップ。仲間のためなら犠牲を厭わない。しかし卒業後、彼は姿をくらましていた。
そして卒業から10年後、同級生のチャトゥルがランチョーの親友であり当時のルームメイトであるファルハーンとラジューに電話を寄越す。
工科大学に来ればランチョーに会える、と。
しかしそこにいたのはチャトゥルだけ。
10年前にしたランチョーとどちらが出世しているかという賭けのために呼び出したという。
しあしチャトゥルはランチョーの居場所を掴んでいるといい、3人で彼に会いにいく。
感想
初めて観たインド映画。
およそ3時間の作品だったけど、テンポよく、楽しく、飽きない。(まあさすがに少し疲れたけど)
常に成績二位のチャトゥルは頭に詰め込んでテストで良い成績をとり、良い会社に就職し、そんな自分をすごい、成功者だ、と思っている。
主人公のランチョーはそういう勉強の仕方に疑問を持ち、工学に愛情を注いでいて、結果的に成績は常にトップ。
理想的なのは後者だと思っていても、日本の今の社会も同じようにテストのために勉強し、就職するために自分が何がやりたいかも分からないまま、とりあえず偏差値が高い大学を目指す。私も若い時はテストのために勉強していた。
ちなみにインドの熾烈な競争社会、それによる若者の自殺も多いそう。
ランチョーの学問に対する考え方もハッとさせられるが、個人的には自分を顧みずに仲間を支える生き方に心を打たれた。
これ、思ってても100%の力でやることってわたしにはなかなかできなくて、いや、今自分のことで精一杯で、それどころじゃない、ってなっちゃうことよくあるんだけど、
彼はそんなこと絶対にない。
こういう風に生きよう、と思う反面、なぜこう生きれないんだろう、という心の葛藤が生まれました。